立原位貫氏による主な版画作品
立原位貫氏の版画作品は、『大当狂言』を含む復刻浮世絵と
連作『竹取物語』、連作『大江戸恐竜伝』、その他のオリジナル作品があります。
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復刻浮世絵(※「大当狂言」を除く)| 70余作(1978年〜2010年)
現代日本を代表する浮世絵木版画師 立原位貫
浮世絵は、江戸時代(17〜19世紀)に成立した単色刷りから多色刷りの木版画で、題材や構図の独自性や色彩感覚の素晴らしさ、制作技術の高さが他に類を見ない、日本の代表的な美術作品です。
木版画家・立原位貫は、江戸時代の浮世絵の制作行程や、和紙、絵具を独学で研究し、従来、絵師・彫師・摺師がそれぞれ担当していた制作行程のすべてを、ひとりで担っています。70点以上の復刻作品を手がけ、現代日本を代表する浮世絵復刻の第一人者となった立原の作品は、摺られた当時の色鮮やかな浮世絵が見るものに与えたものと同じ感動を、現代の私たちに与えてくれます。立原はまた、習得した浮世絵の技法を使い、洗練された独自のセンスを持つオリジナル作品を制作しています。
ジャズのサックス奏者から転身して画業39年、円熟期に入り、今までにも増して創作に打ち込むアーティスト立原位貫の作品は、その高い芸術性で世界の美術界からますます注目されています。